どうも、おもちーである。
つい先程、同居人の獅子狩にぬいぐるみの国国民証を発行してもらった。
データ自体は先日届いていたものの、印刷するのに適した紙がなかったため発行していなかったのだ。
背景に「ぬいぐるみの国」という国名と国章があり、さらに国民証の背景にも薄く国の地図が載っている。
名前や国籍番号のほか、写真の下の方にはスパウン入国管理局局長の判子もばっちり押されていて、何ともきっちりしており格好がいい。
指示に従ってA4サイズの少し厚めの紙に印刷したのだが、私と一緒に国民証の出来栄えに喜んだ獅子狩が、家に余っていたA4サイズの額縁に切る前の国民証を入れてしまった。
「国民証の正しい使い方は、そうじゃないと思うんだが」と指摘すると、何と奴はちゃっかり国民証を2部印刷していた。聞けば、「1枚はこのまま部屋の壁に飾って、もう1枚はきちんとカットして使う」という。何故こういうときに限って、こいつは準備が良いのだろう。
そんなわけで、とりあえず額におさめた国民証の前で記念撮影をした。
その後、額に入れていない方をカッターで整えて貰ったのだが……整えてもらった国民証に、謎の台紙のようなものがついている。一体いつの間に、土色の台紙を買ってきたのだろう。獅子狩は昔から、こういう小細工をするのがとても好きだ。
何だか勝手にオプションをつけられた気がするが、国民証のデザインを邪魔するものではなかったので、気にせず受け取ることにした。
1番小さい国民証が私にぴったりだというので、それのラミネートも頼んでおいた。必要になるときまでは、洋服ダンスの上の段に入れて大切にしまっておこう。
身長85mmの私と、1番小さな国民証。
きっともっと体が大きいぬいぐるみさんであれば、大きい方の国民証がぴったりだろう。私の場合はあまり大きいと困ってしまうので、この判断については賛成だ。
残りの大きめサイズの2枚については、1枚を家のポストカードアルバムの中に保管、もう1枚は獅子狩の手帳に挟まれることとなった。
何だか誇らしい気持ちだ。
きっと今夜はよく眠れるだろう。
2022/05/22 22:00