どうもこんばんは、おもちーです。

つい先日の7月16日に、私は獅子狩といのちの輝き、そして獅子狩の人間の友達「おまめ」とともに、祇園祭に出かけた。
このおまめは、獅子狩がよく遊ぶ人間の友達で、獅子狩が大学生だったころは、よく大学で顔を合わせた仲である。私もいのちの輝きくんも、おまめとは顔見知りだ。

合流して早々、おまめに「浴衣着てるじゃん〜」と言われて、いのちの輝きくんは嬉し気に胸を張っていた。どうやら彼は、浴衣の黄色い文庫結びをかなり気に入ったらしい。

獅子狩たちが何やら楽しそうに喋っているのを聞きながら、私はいのちの輝きくんと一緒にトートバッグから京都の祭りの人だかりを眺めた。京都の祇園祭に来たのは久しぶりだが、相変わらずの人気ぶりである。
人混みを面倒くさがった獅子狩がすぐ細い路地に逃げ込んだので、私たちはもみくちゃにならずに八坂神社に辿り着き、お参りを済ませたのだが……。89AFCA0B-5456-4600-8753-5DBA6DD62F73.png 8.07 MB「ふむ、賑わっているな」

神社の中も、人間が大勢いて凄かった。この写真は神社の開けた場所だからまだ地面が見えるが、それより手前には屋台が並ぶ通路があり、そこはもう人間が大勢過ぎて地面が見えない程だった。

トートバッグの外側にぶら下がっていたいのちの輝きくんはおおはしゃぎで「すごい!ゆかたのひと、いっぱいいる! おリボン!」と喜んで他所の浴衣を着た人間たちの後ろ姿を見つめていた。最近の浴衣は、帯の結び方やデザインの種類が豊富で面白いな。C5AEA7D8-E614-449A-92F0-BE61925A11D1.png 1.74 MB「せっかく浴衣を揃いで着たことだし」と、獅子狩がおまめにカメラマンを頼んで撮ってもらった1枚。

出かける前に「どうせなら獅子狩も市松模様の浴衣を着れば良い」言ってみたが、獅子狩はこの黒地に赤白の花柄がお気に入りなのだと言っていたし、「それに生憎だが、私の手持ちの浴衣に市松模様はないぞ」と言うので妥協した。まぁ全員が市松模様だと、目がチカチカするかもしれないな。

32458217-C6AA-48B7-8D7A-F008A5DB70D8.jpeg 6.26 MB「おもちー、どうしたの?」

「いや、四つ葉のクローバーがないだろうかと思ったんだが……なかなか見つかるものではないな」

獅子狩たちが神社の側の公園で休憩している間、私は彼とのんびり四つ葉を探したり、雑草を引っこ抜いたりして遊んでいた。
24E3537D-85B0-4104-9679-2388DD02CBAE.jpeg 4.61 MB「ん? 何だ獅子狩、『後ろを向け』だと?」

いのちの輝きくんと遊んでいたところ、獅子狩に後ろを向くよう言われ、とりあえず彼と一緒に従う。
すると獅子狩は、背中の帯に私たちサイズの団扇を刺さして写真を撮っていた。
おまめは「えぇ、そんなのあるんだ」と謎に感動していたが……いつの間に仕入れたのだろう。

その後、神社の中で行われる石見神楽(島根県の伝統芸能。獅子狩は昔、大学で石見神楽のサークルに所属していたので、少しばかり詳しい)を見に行ったのだが、これまた物凄い人混みで大変だった。D90FC7D9-720D-4B16-A290-033C67E4F771.jpeg 942.73 KB辛うじて見れた石見神楽の様子。これは石見神楽の中でも特に人気の演目「大蛇」だ。スサノオという神様が悪い大蛇を退治する日本神話由来の話で、後半の迫力満点の戦いが見所である。
獅子狩曰く「スサノオと大蛇の戦いが盛り上がるに従い、楽(写真には写っていないが、舞台の脇に演奏の為の和楽器担当の方々がいる)も盛り上げに入って過酷になる」らしい。謎の情報だ……。

8B42CEAE-9813-4452-ADFD-F3BE0D15B4B7.jpeg 1.62 MB神楽を見た後、神社の中央に祀られていた金色の神輿を見に行く。来たときは人だかりが凄かったが、夜になり神楽が終わった為か神輿の前は少しだけ空いていた。輝いているな。
D17CD163-220D-4870-B369-35169091F6FE.jpeg 2.51 MB「久々に来たが、祭りはいいな」

夜も遅かったからか、帰りの電車でいのちの輝きくんはすっかり寝てしまった。また、皆で遊びに行こうな。